


【住所】横浜市青葉区奈良町
【交通】
小田急小田原線「鶴川」駅バス13分 徒歩2~7分
小田急小田原線「玉川学園前」駅 徒歩15~21分
東急田園都市線「青葉台」駅バス16~17分 徒歩1~7分
【戸数】1,556戸

団地概要

Nara-Kita
UR

作品撮り








オレンジに彩られた要塞と。
東京湾岸部に広がる青い海。そこは東京の「ウォーターフロント」と名付けられ、高層マンションや工場、娯楽施設、交通の要所など、様々な施設が軒を連ねている。その狭間に広がる、都営辰巳一丁目アパート。昭和40年代にかけて建設された団地は老朽化が進み、些か荒廃した印象も否めない。
そんな団地の狭間の情緒を追う。

23系統十日市場行き。横浜市交通局6-3855号車(日野PJ-KV234L1)

そろった形の高層棟。

生活感あふれる廊下。
団地とバスの邂逅。
東京メトロ有楽町線の辰巳駅に降り立つと、目の前には壁のような大きな高層棟がそびえたつ。
そもそも「辰巳」の由来は、皇居からみて辰巳の方向にあるからというシンプルなもの。一般的な廊下型アクセス棟であるこの棟は、築年数を重ねて生活感にあふれている。

団地とバス

UR
Nara-Kita

団地めぐり
庭を囲い込む、スキップフロア住棟。
神奈川県横浜市青葉区。こどもの国を過ぎると、丘の上に大きな団地が見えてくる。それが「奈良北団地」である。
この団地は、中央部の公園を囲うように配置されたスキップフロア住棟、両側に階段アクセス型の低層棟、廊下アクセス型の高層棟で構成されている。なんと言っても圧巻なのが、このスキップフロア住棟。大きく張り出した廊下は、他の団地では見られない威風堂々とした雰囲気だ。

高層棟から見下ろす低層棟。一糸乱れず並ぶ姿は壮観である。

階段型アクセス棟。

廊下型アクセス棟。

中央に階段を備える、都営アパートらしい階段型アクセス棟も存在。
海と空の青・団地のグレー。
多摩ニュータウン永山団地のように広がる、団地の海。低層棟は都営団地の一般的な形をしており、多摩川住宅のように階段型アクセスのポイント棟もちらほら見える。













アーカイブス

ウォーターフロントのありのまま。
都営辰巳一丁目アパートをみると、「ウォーターフロントに取り残された限界団地」といった趣である。
しかしそこには確かに生きている人々がいて、ある意味「ありのままの姿」を映しているようにも思う。
装飾されたマンションが多くなる中で、この先どうなるのであろうか。