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【01.ロゴ】永山団地.png

池上 郁弥

多摩ニュータウン。

その造成は、永山団地と諏訪団地から始まった。

多摩丘陵に広がる、団地の海。

そこは優しく穏やかな、緑とグレーの海。

【背景】テクスチャドット.png

【住所】多摩市永山3・4丁目ほか

【交通】京王/小田急永山駅より徒歩約20分・バス約10分

​【戸数】3,209戸

【間取】1DK~4DK/30㎡~70㎡

新宿から小田急もしくは京王に乗って約30分。グレーのビル街から緑が多くなり、風景が丸くなる。

「永山団地」

駅を出て南側、グリナード永山とベルブ永山を抜けると、まず二丁目の高層棟が姿を現す。そこから尾根幹線までの広大な2・3・4丁目に、永山団地は存在する。

​ニュータウン特有の高層ポイント棟や、永山団地の見所である高層メゾネット棟などの魅力も多い。

About

団地概要

Nagayama

UR Tama NerTown

Portrait

作品撮り

団地の海で。

永山団地は、様々な形状の建物が並ぶ。低層棟、高層棟、メゼネット棟。

​その様々な場所で、冷たく無機質ながらも人々の気配がする。その気配の糸を手繰り寄せながら、団地の無機質さと人間の体温のコントラストをテーマに撮影を重ねている。

UR Tama NerTown

Nagayama

Danchi

団地めぐり

多摩丘陵に広がる、団地の海。

団地は、暖かい。

街には様々な人がいる。子育て世代、御老人、20代の若者。様々な住民が、日々喜怒哀楽の中で過ごしている。この永山団地は、新宿から3、40分程度という好立地の中で、団地の暖かさを体現する場所であると言えよう。

内側に人々の暖かさを内包しながら、無表情に立ち並ぶコンクリート造の団地の数々。間にはその無表情さを補うように潤沢な緑に覆われて、今日も、暖かい人々を優しく包み込む。「団地は日本の新しいふるさとである。」それを感じさせてくれる。

2丁目地区の街並み。

4丁目地区。高層ポイント棟の並びが壮観。

2丁目地区。低層棟と高層棟。

団地の海を見下ろす。

蒼と緑と灰色と。

広大な場所に効率よく、景観よく配棟された住棟。空の青色と、団地を縫うように育つ緑、そして住棟の灰色。それぞれがそれぞれの色をして、美しく並んでいる。特に3丁目から立ち並ぶ高層ポイント棟は、永山第6公園から永山さくら通りを渡る橋で見渡すと綺麗に見えるように、意図的に配棟されている。

Danchi Photos

団地写真

Archive

アーカイブス

団地と人生。

団地には様々な人が暮らす。その一人一人が、この永山団地で様々な人生を歩んでいる。永山団地は、諏訪団地とともに多摩ニュータウンで最初に入居が始まった地区であり、長い年月経過した分、住人の熟成もすすむ。そして近年は堀之内や南大沢と並び、若い人の移住率が比較的多いのも特徴である。

多摩ニュータウンは時代背景により、開発時期で街づくりのコンセプトが異なっている。

首都圏の住宅不足がまだ解消されていない昭和40年代に作られた諏訪・永山・愛宕団地が「画一的な(要は作りやすい)住居を数多く供給しよう」という方針であったのに対し、その後開発された豊ヶ丘や堀之内、南大沢が「量(戸数)より質の高いものを供給しよう」と方針転換した。これは後者の開発時期には首都圏の住宅不足が概ね解決され、戸数がそれほど必要なくなったことから、より理想的な住宅街を目指し開発がなされた。

​「多摩ニュータウンに未来はあるのか。」僕は、あると思う。